アサヒグループホールディングス 2012年 アサヒビール事業方針“新たな価値”の創出・提案により、さらなる飛躍の年へ

【1】ビール類事業
 消費意欲などの生活者マインドは回復基調になってきたものの、少子高齢化による飲用量の減少、生活防衛意識の高まりによる低価格志向、ワークライフバランスの見直しによる在宅志向など、2012年も厳しい市場環境が続くと見込まれます。そのような環境下、アサヒビール社は品質を最優先としたものづくりによりお客様からの信頼や親近感を醸成し、人と人との「絆」を深めるコミュニケーションツールとしての酒類の新しい価値をお客様にご提供する“市場創造企業”を目指していきます。
 また、本年の活動のキーワードとして“Re・元気”を掲げ、「信頼できる確かなもの(Reality)」「人と人とのつながり(Relation)」「リフレッシュ(Refresh)」といった、現在お客様が酒類に求めている価値をご提案することで日本の元気回復(=“Re・元気”)を目指していきます。

 最大の強みであるビール類については、ビールの主力『アサヒスーパードライ』、新ジャンルの主力『クリアアサヒ』、“糖質ゼロ発泡酒のパイオニア”『アサヒスタイルフリー』の基幹ブランドの強化に注力します。また、本年2月に新発売するビールテイスト清涼飲料『アサヒドライゼロ』についても育成を図っていきます。

 「ビール」においては、主力の『スーパードライ』のブランド強化に注力し、“ビール復権”を掲げて、前年を上回るプラス成長を目指します。本年で発売26年目を迎える『スーパードライ』は、2009年春から実施しご好評を頂戴している、対象品種の売上1本につき1円を各都道府県の環境保全活動などへ寄付する「うまい“を明日へ!プロジェクト」を継続展開、“氷点下の『スーパードライ』という新しい飲み方提案である「エクストラコールド」の拡大展開、“鮮度”にこだわり、製造後3日以内に出荷した『スーパードライ』をお届けする「できたて直送プレミアムギフト」など、『スーパードライ』ならではの付加価値のご提案を引き続き実施していきます。また、本年は『スーパードライ』としては“初”となるエクステンション商品を発売し、新しいユーザー層の獲得を図っていきます。
※『スーパードライ』の2012年マーケティング戦略については別途ご案内します。

 「新ジャンル」については、拡大する新ジャンル市場の牽引役を担い、カテゴリーを代表するブランドへと成長した『クリアアサヒ』につき、クオリティアップを実施し、さらなるブランド強化に注力します。また、健康志向の高まりを背景に好調な推移を続ける“プリン体オフ、糖質オフ”※1の『アサヒオフ』、“新ジャンルでありながら糖質ゼロ”※2の『アサヒブルーラベル』などの健康に配慮した既存ブランドについても引き続き強化・育成していきます。
※1:いずれも発泡酒をベースとした当社「リキュール(発泡性)」比。
※2:栄養表示基準に基づき、糖質0.5g(100ml当たり)未満を糖質ゼロとしています。

 「発泡酒」は、市場が減少傾向にある中で、“糖質ゼロ発泡酒のパイオニア”として、健康志向を背景に、昨年発売5年目にして過去最高の販売数量を達成し、好調な推移を続ける『スタイルフリー』を積極的な施策の実施により強化していきます。

 また、本年は市場が急拡大している「ビールテイスト清涼飲料(アルコール度数0.00%)」において、“ドライなノドごしとクリアな後味”が特長の新商品『アサヒドライゼロ』を2月21日に発売します。発売に合わせて、TVCMをはじめ店頭販促などトータルマーケティングを展開し、短期間での浸透・定着とブランド育成を図ります。

 ビール類の販促施策としては、「ロンドンオリンピック」の開催にあわせ、日本の皆様に勇気と元気をお届けするため、「オリンピック日本代表」の応援商品発売や応援広告・販促の展開等、様々な応援施策を展開していきます。尚、発売する「オリンピック日本代表」の応援商品については、売上げ1本につき1円を東日本大震災で被災した東北地域に寄付し、スポーツ振興等に お役立ていただく予定です。※3
※3:2009年から実施している「うまい!を明日へ!プロジェクト」については、オリンピック施策とは別に実施します。  施策の詳細につきましては、決定次第ご案内します。

 生産面では、東日本大震災で顕在化した電力供給不安への対応として、工場での自家発電設備の整備等を進め、安定した商品供給体制を整えます。さらに収益構造改革として、震災の影響により延期していた吹田工場への西宮工場のビール類生産機能の統合実施等、設備および人員の最適配置を進めることで、生産効率の大幅な向上を図っていきます。【2】総合酒類事業
 総合酒類事業では取引条件の見直しなど収益性の向上に引き続き取り組むとともに、それぞれのカテゴリーにおける中核ブランドの育成と強化を図り、プレゼンスの拡大を図ります。  「低アルコール飲料」では、『Slat(すらっと)』『カクテルパートナー』を重点商品として引き続き情報発信を強化し、ブランド価値の向上を図ります。また、既存ブランドの『果実の瞬間』『スパークス』についても、育成していきます。  「カクテルテイスト清涼飲料」の『ダブルゼロカクテル』は“カクテルテイスト清涼飲料のパイオニア”として、家庭用・業務用の両市場において取り組みを強化し、確固たる地位の構築を図ります。  「焼酎」では、家庭用市場においては最重点ブランド『かのか』の価値向上に注力し、マーケティング投資を集中し更なる成長を図ります。また、業務用市場においては本格芋焼酎『薩摩こく紫』と『さつま司』を中心に新規取扱店数を拡大し本格焼酎における当社のプレゼンス拡大を図ります。  「洋酒」では、国産ウイスキーの代表的ブランドで、クリアな飲み心地が好評の『ブラックニッカ クリア』を最重点ブランドと位置づけ、気軽に楽しめるウイスキーとして、さらにお客様に親しんでいただける取り組みを進めていきます。『竹鶴』『余市』『宮城峡』についてもブランド育成を図り、ニッカブランドの価値向上につなげていきます。 「ワイン」は、国産では、気軽に楽しめるカジュアルなワイン『サントネージュ リラ』を最重点ブランドと位置付け、サントネージュブランドの育成強化を図っていきます。輸入ワインは、世界的にもブランドが確立されている多彩なラインアップから多様なお客様のニーズにお応えできるよう、業態別のご提案を強化していきます。

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